Oracle Java SE8 Silver 試験範囲その1-Javaの基本
公開日:2018年3月11日
このページでは、Oracle Java SE8 Silverの試験範囲のうち、「Javaの基本」について概要を説明します。
Oracle Java SE8 Silver 試験範囲その1-Javaの基本
目次
1.変数のスコープ定義
メソッド内に宣言されるローカル変数は、そのメソッドのブロック内でのみ有効になります。ブロック外からアクセスすることはできません。
同じ名前の変数を異なるブロックで定義した場合には、より内側にある変数が優先して適用されます。
2.Javaクラスの構造定義
Javaクラスは、class宣言とmain()メソッドを中心とした構造になっています。
各クラスの最初には必ずclass宣言を行います。「[アクセス修飾子] class クラス名」の形で宣言します。
main()メソッドは最初に実行されるプログラムに使用されるメソッドです。「public static void main(String[] args){・・・}」と記述します。
各メソッドは「ブロック」と呼ばれる{}内にプログラム処理を記述します。
ブロック内に記述するプログラムは「文」で記述されます。文の最後には「;(セミコロン)」を記述します。
記述したJavaプログラムは「〇〇.java」といった形式でファイル保存します。
3.実行可能なJavaアプリケーションの作成、コンソール出力など、コマンド・ラインからのJavaプログラム実行
Javaプログラムを正常に実行するには、人間が記述した「〇〇.java」ファイルを機械が読み取れるような記述に変換する必要があります。これを「コンパイル」といいます。
コンパイルはコマンドライン上にて「javac 〇〇.java」といったコマンドで実行され、正常にコンパイルが行われれば、「〇〇.class」という「クラスファイル」が作成されます。
Javaプログラムは最終的にこのクラスファイルを実行することで動作します。クラスファイルを実行するには「java クラスファイル名」というコマンドで行います。
4.プラットフォーム、オブジェクト指向、カプセル化などの知識
Javaには様々なプラットフォームが存在し、スタンドアロンのPC上で動作するJava SEや、WEBサーバサイドで動作するJava EE、スマートフォンなど携帯端末向けのJava MEなどがあります。
2018年3月11日現在、現在のJavaプラットフォームの最新バージョンは9ですが、Oracle Java認定資格では8が最新バージョンとして試験公開されています。
Javaの最大の特徴として、「Write Once, Run Anywhere (一度書けばどこでも動く)」があります。これはOSに依存することがないことを意味しています。
JavaはOS上で直接動くのではなく、「JVM」と呼ばれるJava仮想マシン(実行環境)上にて、動作します。
その他の特徴としては「オブジェクト指向」があります。これはJavaが、プログラムを「オブジェクト」の集まりとして捉え、カプセル化やポリモーフィズム、継承といった概念・技法を用いるプログラミング言語であることを表しています。
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