Oracle Java SE8 Silver 試験範囲その5-ループ構造
公開日:2018年3月12日
このページでは、Oracle Java SE8 Silverの試験範囲のうち、「ループ構造」について概要を説明します。
Oracle Java SE8 Silver 試験範囲その5-ループ構造
目次
1.while文とdo while文
条件が成立する間、繰り返し処理するような動作をさせる場合には「while文」を使用します。
while文は「while(条件式){処理文;}」の形で記述します。条件式がTrueである限り処理文が繰り返し実行されます。
条件式によらず、必ず1回は処理文を実行させたい場合には、「do while文」を使用します。do while文は「do{処理文;}while(条件式);」の形で記述します。
2.for文と拡張for文
繰り返し制御は、上述のwhile文やdo while文以外にも「for文」や「拡張for文」が存在します。
for文は「for(式1;式2;式3){処理文;}」の形で記述します。式1にはカウント初期値を、式2は条件式、式3は処理文を実行したのちのカウント処理をそれぞれ表します。
拡張for文には配列を使用して、「for(変数宣言:配列名){処理文;}」という形で記述します。「変数宣言:配列名」というように「:(コロン)」を使用します。
配列は通常の配列だけでなく、動的配列であるjava.util.ArrayListクラスを使用することもできます。
3.if文などとネストしたプログラムの理解
制御文は制御文を内に記述することができます。これを「ネスト」といいます。
しかし、複数の制御文をネストするとコードの可読性が低くなり、ヒューマンエラーを引き起こす原因になります。従って、タブで段落を下げるや、より少ないネストで記述するなど、コード可読性を落とさない方法で記述することが望まれます。
4.breakとcontinue
「break」や「continue」のことを「繰り返し制御文」といいます。
break文は、実行中の処理を中断してその繰り返し文から抜け出したい場合に使用します。
continue文は、実行中の処理を中断しますが、その後、同じ繰り返し文の条件式に戻って処理をしたい場合に使用します。
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