VBSとは|特徴やVBAとの違いについて解説

公開日:2019年10月18日

VBSとVBAとの違い

皆さんが普段仕事で使用しているExcelやAccessといったMicrosoft Office製品と最もマッチしたプログラミング言語がVBA(Visual Basic for Applications)です。

主に経理や人事総務といった事務作業用のExcelツール開発でVBAが使用されることが多く、開発者ではないユーザーもマクロ記録機能を使って、作業自動化していることも少なくありません。

このVBAと似たようなプログラミング言語にVBS(Visual Basic Script)がありますが、どのような言語なのかVBAほどには知られていません。

そこでこのページでは、VBSとは何かについて、特徴やをVBAと比較にも言及しながらコメントします。

VBSとは

冒頭に述べた通り、VBSとはVisual Basic Scriptの略です。

すなわち、VBAと同様に、マイクロソフトが開発したプログラミング言語であるVisual Basicをベースに開発された「スクリプト言語」です。

もちろん、VBSもVBAもマイクロソフトが開発したプログラミング言語です。

スクリプト言語とは、プログラミング言語のうち、より簡単な文法で記述可能なプログラミング言語をいい、代表的なスクリプト言語にはJavaScriptがあります。

VBSとは

冒頭に述べた通り、VBSとはVisual Basic Scriptの略です。

すなわち、VBAと同様に、マイクロソフトが開発したプログラミング言語であるVisual Basicをベースに開発された「スクリプト言語」です。

もちろん、VBSもVBAもマイクロソフトが開発したプログラミング言語です。

スクリプト言語とは、プログラミング言語のうち、より簡単な文法で記述可能なプログラミング言語をいい、代表的なスクリプト言語にはJavaScriptがあります。

VBSの特徴

VBSの特徴について、VBAと比較しながら説明します。

(1)テキストファイルに記述して実行できる

Windowsであれば、テキストファイルにVBSの文法でコード記述します。

テキストファイルにコード記述後、拡張子を「.txt」から「.vbs」に変更して保存後、このVBSファイルを開けば、記述したコードに従って動作します。

これに対してVBAはExcelやAccessといったOffice製品のVBEというVBA専用の記述場所にコードを書かないと動作しません。

(2)文法はVBAとほとんど同じで簡略化されたもの

VBSはVBAとほとんど同じ文法ですが、スクリプト言語であるため、より簡略化して記述します。

例えば、変数宣言を行う場合には、VBAでは「As Integer」{As String}といったデータ型を表すコードを記述する必要がありますが、VBSは省略します。

(3)デバッグが面倒

VBAはOffice製品にデバッグ機能が備わっているので、VBE上のイミディエイトウィンドウを始め恩恵にあやかって、エラー発生時にも簡単に修正できます。

一方でVBSはテキストファイルに記述するだけであり、便利なデバッグ機能は備わっていません。

拡張子を.vbsにしたVBSファイルでも、エラーがあった場合にメッセージを出して発生箇所や原因などを教えてくれるだけです。

(4)RPA製品のWinActorで使用できる

日本国内で最もシェアが高いRPA製品といわれる「WinActor」には「イベント」といわれる、既に出来上がった動作ツール群が存在しますが、自分でプログラムを記述することも可能です。

この際に使用するプログラミング言語がVBSです。

化石のようなスクリプト言語といわれることがあるVBSですが、現在でも需要があるプログラミング言語であることはいうまでもありません。

まとめ

以上、VBSとは何か、特徴についてVBAと比較しながらコメントしました。

実際、VBSプログラムを書いてみますと、VBAとの若干の違いに最初は戸惑いますが、そのうち慣れるのでVBAと同様プログラミングできるようになります。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

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